じろうのブログ

20代のサラリーマン・営業をやっています。

商社の仕事とはなんだろう?

今勤めている会社は商社になるが、部門によってはメーカー色の強い所もある。入社して2年間はメーカー、その後異動もあり現在は商社色の強い部門に在籍している。どちらも短い期間ではあるが、双方の違いと商社としての仕事について考えていきたい。

① メーカーの仕事

業界地図としては川上産業に位置していたため、顧客は販売代理店になる。代理店への販促活動、市場調査、売上管理、与信管理が主な業務であった。川上産業、市場が飽和状態であったため競合は少なかった。

メリット…顧客の担当者が社長や部長といった役職のある方々がほとんどであるため、入社早々からそういった方々と商談できるのは貴重な機会だと考える。また、幅広い産業と関わる事ができるため、新製品や新用途への展開が可能である。

デメリット…製品ありきの営業となるため、担当者の色を強く出すことが難しい。(業界全体を考え、価格やサービスが一元化しやすい)一芸に秀でるより全体最適が優先されるため、多少の窮屈感を感じた。

②商社の仕事

メリット…メーカーに縛られず、常に儲かる市場を探していくため、裁量が大きいと感じる。(儲かることなら、何でもやれ!)また、販促やマーケティング等メーカーと同じ業務もあるが、さらに加工や輸入といった二次製品が関わることで付随する知識が必要となる(貿易実務など)

デメリット…メーカーに縛られない分、他社へ切り替えられることがある。製品を持たない分商社の中抜けが起こる。担当者の裁量が大きいことから、担当者が変われば商圏がなくなることがある。

結論として申し上げたい事は、商社の仕事は楽しく、過酷である事と思う。常に自らの商圏を抱えて、拡大していく事が出来れば商社としての存在価値はある。そのために自分が商社にいながら「何が出来るか?」を自問自答しながら、コミュニケーション力、数字を読む力をフルに活用してきたい。