じろうのブログ

20代のサラリーマン・営業をやっています。

今、読むべき漫画

 皆さん、「ブルーピリオド」という漫画をご存知でしょうか?

何でもそつなくこなせる高校生の主人公が『絵を描く』という本当にやりたいことに気づき、

東京藝大を目指すというストーリーです。

夢をあきらめず、ひたすらに絵を描き続ける主人公の姿勢はスポ根に近い漫画です。

 

ただ単に熱い漫画ではなく、心をえぐるセリフが所々あり、考えさせられる漫画です。

 

心をえぐるセリフ① 

主人公の八虎が美術部の先輩の作品を見て、「才能あって羨ましいです」と言った後、

先輩が言ったセリフ

『才能なんか無いよ。絵のこと考えている時間が他の人より多いだけ。(中略)手放しに才能って言われるとなにもやっていないって言われているみたいで、、』 

才能って言葉は良くも悪くも簡単に片付いてしまう言葉。

裏付けされた努力があたかも存在しないかのようで悲しい表現です。

 

心をえぐるセリフ②

美術部に入部後、さらなる美術の勉強のために予備校へ通う八虎。

美術の勉強を始めたばかりの八虎は周りとの圧倒的な差に「俺、自分に才能があるなんて思ったこと無いけど、でもここ半年でケッコー上手くなったと思ったけど、ただの人なんだな、、」

それを聞いていた幼馴染の龍二が八虎へ『悔しいと思うならまだ戦えるね』

悔しさを持つことは新たに向き合うことの糧となり、また頑張ろうと思えます。

 

心をえぐるセリフ③

美術の予備校で出会った卑屈な天才 世田助が東京藝大の文化祭を回っているときに八虎へ

『俺、苦手なんだ矢口さんのこと。なんでも持っている人が美術に来んなよ。美術じゃなくてもよかったくせに』

世田助は自分にない社交性(友人など)を持つ八虎を妬んだセリフです。

お互いに絵を描くことに対して壁にぶつかり、もがいてる時期でもあり双方の苦しみが分かります。

それを言われた八虎は悔しさのあまり涙を流しながら

『俺の絵にもっと説得力があったら、あんなこと言われなかったのに。悔しいわ。マジ』

 

 

さて!

抜粋したセリフはまだ1〜2巻のセリフです。

単に熱いだけの漫画ではなく、時には考えさせらるシーン・心をえぐるセリフが出てきます。

美術に興味がない人にも是非楽しめる漫画です!